Report

2018-01-20 12:48:00

 

 昨年暮のReportで大切な刺繡仲間を亡くしたお話をしました。
 Oさんはノルウェーの旅行にも同行し、ハルダンゲルミュージアムで
 一緒に作品を見た時一番素敵だったエプロンを帰国してから
 「是非刺したい! せんせ、パターンを起こして欲しい。」と依頼を受けました。
 2年半余りの間とても細かいステッチをコツコツ刺しておいででしたが
 途中で病魔に襲われ続けることが出来なくなってしまいました。
 まだお話ができる時にお会いして是非続きを刺し上げて欲しいとお願いされました。
 Oさんと仲良しだったTさんを通じて刺しかけの作品は私の手元へ。
 スタッフのEさんにお話しすると涙を交えて是非彼女のお元気なうちに仕上げましょうと
 協力くださり自分の作品を後回しにお手伝いくださいました。
 が、仕上げを見ることなく逝ってしまわれました。
 昨年のうちにEさんから刺繡部分を受け取りこの度ようやくミシンかけを終了し
 先週周囲をまつり上げエプロンに仕上げ終了することができました。
 見て下さい、この手仕事!!
 バトンをつなぎようやく仕上がった尊い作品。
 後から仕上げた部分は生地の色も新しく逆にそれが様々な時間を物語ります。

 

          2018s015.jpg

 

                                         

 2018s013.jpg

  

 この作品は私の本p.50に出ています。
 1900年のパリ万博の作品が蘇りました。
 作品展にはOさんが私に残してくださったカルトナージュで仕上げた糸ケースと共に
   皆さんに見ていただこうと思っています。
 Oさん天国から見ていてね。