Report
フェリシモから出版の手作りの本『クチュリエ』
2022年春夏号が出ます。
一昨年、昨年に続き、新たにハーダンガー刺繍を担当することになりました。
2003年にお世話になった時のように今回もエンドレス企画です。
題して 「気持ちを整えるような日々の習慣 大人の刺繍」
‘‘時の重なりを喜びに暮らしに潤いを。‘‘
小さなドイリーを月に大小1枚ずつ刺し上げていきます。
大きな目の生地に色糸で刺し出来上がったら細かい目に換えて
白糸で仕上げる・・・の繰り返しをしていきます。
前回のモチーフシリーズと違う点は一回り大きいこと、
そしてハーダンガーにとどまらずドロンワークやアジュールも組み入れ
多角的にカウントステッチをお勉強するというものです。
この春からの6柄を春夏号で一挙公開です。
見開きで載せていただいた紙面は白が凛としてとても美しい!
担当者さん力を入れてくださってありがとうございます。
毎度手前みそではありますがホントクチュリエさんのパターンは
私がいなくても全部丸わかり!何度も編集者さんとやり取りをして
細部までチェック。どの順番で刺すかどの方向に行って
針の向きはどうするかまで詳しく説明されています。
初めてお刺しになる方でも大丈夫。
心を整えるように毎日少しの時間針を進めていただければ幸いです。
ただいまミソノはすでに秋冬用の次の6柄のデザインに取り組んでいます。
エンドレス企画ということでさあ何柄生み出せるか・・・
楽しいライフワークにしていきたいと思っています。
どうぞ本屋さんやネットでチェックしてみてくださいね。
休講が入ると自宅にこもって新作等作成していますが
研究の日でもあります。
先日エターナルでお載せした湘南台教室のYさんの作品ですが
端は太い三つ折りにせずフォーサイドステッチでとんと終わりにしたい‥と
刺し順を説明したのですが難しい~もう2度としたくない‥とおっしゃるので
これは課題だわ・・・と思っていた矢先、
自宅教室Nさんがこの仕上げで‥と言われ、その上お隣にいらしたTさんが
ここはどう仕上げるのが理想的ですか?と質問が。。
これは美しくそして簡単な方法をきちんと研究しお伝えしなければ‥と
宿題にさせてね・・と半日針順を一目ずつ追いながら
納得いく方法を考え出しました。
きちんとノートもとりましたのでこれでクリア!
すっきり致しました。
昨日早速自宅にいらしたTさんにご伝授。行けそうです。
湘南台のYさんにももう一度わかりやすい方法で使っていただきましょう。
湘南台教室Kさんの作品です。
「せんせ、フィレにチャレンジしてみようかしら」
「デザインは何かお人形さんのような画のものはないかしら」
というところから始まりました。
仕上げは何になさる?」というとタペストリーかな~とおっしゃるので
まずお人形さん探しから。
東欧のクロスステッチの本に男の子と女の子が手をつないでいるのがあったので
これを交互に2回繰り返し、間にちょっと模様をとばしましょうか・・
大体フィレの面の長方が決まったから画に合わせてフォークロア調に
ドロンワークを上下に入れてみる?バランスよくクロスステッチ入れてみる?
下はフリンジがいいかしらねえ・・
なんて具合に付け加えていってこんな仕上がりになりましたよ。
楽しい仕上がりに大満足です。
同じく湘南台教室Tさん。
「せんせ、ランプシェードを刺繍で作りたいのだけれど何か良いデザインは
ありませんか?」と相談を受けました。
丸の円筒形だというのでハギ目は1カ所ね。何か探してみる・・・
と家に帰り古いアジュールの本をひっぱり出しTさんにお見せすると
これにしてみようかな~とデザインを決定。
じゃあこの葉っぱの模様をハギ目でピッタリになるよう絵を書いてみるね。と
約束し上部にアジュールを施したのがこのランプシェード。
シェードに刺した部分だけ出来上がりをお持ちくださいましたが
ランプを付けた時の透け感が見たい!と画像を送ってもらいました。
まあ素敵。ガーゼにアジュールの透け具合最高です。
打てば響くTさんとのやり取りはお手伝いのし甲斐があります。
昨年9月11日付でご紹介した『家族になりたい!』のReport,
皆さん覚えていらっしゃいますか?
あの時まだ刺しかかっていた湘南台教室Tさんの
丸いBOXの蓋に手法を変えた9つの作品が出来上がりましたよ。
スゴイ‼ 全部撮りきれない。。
クロスステッチ、ドロンワーク、ブラックワーク、シュバルム、レティチェッロ
ハーダンガー、ヒーダボー、フィレ、プントアンティーコ。
まあ見ごたえのある9作品。金メダルです。
それぞれの透ける場所には統一感のある無地の色生地を入れ丸の仕上げも
お美しい‼ これがご家族に配られるわけよね。
一緒に拝見したお姉さま方も1つ余ったら私が家族になるワ・・
と身を乗り出しておいででした。