Report

2022-04-04 08:02:00

 

 2月27日のReportでお知らせしましたクチュリエの新シリーズの
 秋冬分のデザインを今、一生懸命制作中です。

 
     IMG_0567.jpg

 

 

 2003年の前シリーズの時は糸の色が指定されそのため毎回の題名が
 ミントティーとかニゲラとかライラックとか・・色のイメージで
 決められることが多かったのですが今回大サイズの方のドイリーの糸は
 私の好きな色をお伝えして各月の色を決めていきました。
 糸もサンプル制作に何本使用したかをチェックしていますので
 画のように1mにカットした#8糸を同じ本数用意しておいて
 余った分を数えて使用分をチェックしています。
 #928、#415、#3033、#950、#524、#3743
 どれも大好きな色で6色そろえたら何だかとっても素敵。
 気持ちが上がります。
 そして小の方は同じデザインで10目で白生地に白糸で。
 今回はハーダンガーのデザインの中にドロンワーク、アジュールも盛り込み
 様々なステッチを楽しめるよう意識してデザインしています。
 

 生徒さんから質問がありました。
 4月から申し込まないで例えば秋の№7から始めたらどうなるのですか?・・と
 即答できずに先方にお聞きしたところいつから始めても1回目は№1が
 届くのだそうです。
 がその後はダブらないようにランダムに届くとのこと。
 4月から始めれば順番通り1から2,3,4・・・と続きます。
 ご興味のおありの方はどうぞ今月から。
 こちらからご覧ください。 

        

 

   
 

 

  


2022-03-30 09:17:00

 
 今日は湘南台教室の美しいレティチェッロを2点ご紹介。
   Yさんのドイリー。

     2022s028SY.jpg


      ぐるりと周囲に交互に配置されたかがり模様の美しいこと。
      結構大変なのは中側のはしご。それぞれの糸端の処理を考えると
      本当にコツコツ丁寧に進めなければいけません。
      白の際立つラウンドの美しいドイリーの完成です。

 

  Tさんのフレーム。

     2022s042ST.jpg


      こちらはもっと目の細かい生地に細いレース糸を使用して仕上げました。         
      ご本人の希望でフレーム内側にフィレラインを追加しちょっとゴージャスに…
      そしてフレームにちょっと入っている薄紫色をリンクさせてベースのマットに
      使用してみました。模様内の糸のかたまりの描写とラインの描写の差が
      はっきりと出て繊細でいて豪華な作品に仕上がりました。まあ美しい! 

 

   レティはハーダンガーの延長の難易度の高いステッチと捉えています。
   いつも言っていますが同じ糸の引き具合で穏やかにそしてコツコツが求められます。
   #100のレース糸など使うとすぐに糸が絡まりイライラしてしまいますが
   そんな気持ちを自身でなだめ平らかな自身と向き合う。糸の解れと共に心も
   解れ‥そんな修行のような時間です。
   だからこそ出来上がった時の晴れやかな気持ちが味わえる・・・が
   やめられないのだと思います。

 


   さて湘南台教室はサークルの今年の総会も終えみなさん協力的に
   会を支えてくださっています。
   議題の中で15周年記念展示はコロナ禍のため中止し20周年に盛大に… 
   と会長がおっしゃっておられた。。
   長い月日を重ねてきたのだわ、(そうそう3・11の時もお教室中の
   地震だったわ)と色々振り返ったりしていました。
   湘南台までの車の移動は心を整える良い80分。
   最近はもっぱらオペラのアリアを聴きながら皆さんのお顔を思い浮かべて
   仕事に就きます。はい、私も心穏やかに。

 

 


2022-03-22 19:50:00

 

 自宅教室Eさんのクッション2点が出来上がりました。
 せんせ、サイズはこんな感じ。お椅子に合わせてグレーの濃淡で
 刺したいのだけれど・・・
 手法はハーダンガー、でも模様を変えてみたい・・
 冊子の中から2種のパターンをお選びになられましたよ。
 

     2022s038JE.jpg

 

     全く違うデザインなのに生地、色、大きさを統一させるだけで
     こんななかよしが出来てしまう。
     中袋を無地で作り透かしが美しく出るようにし、
     刺繍面の裏側は柄生地を使用です。
     どうぞご主人様にも使わせてあげてくださいな。

 

 


2022-03-17 08:40:00

 

 港北東急カルチャー、たまがわとダブル受講のHさんの作品が出来上がりました。
 以前鎌倉教室でも1年をかけて制作したアジュール23区の作品です。

 

 

        2022s033TH.jpg


    毎回少しずつ針の引きの強さを確認しながら丁寧にお作り下さいました。
    23ある模様は全て面刺しで同じステッチを入れてあるのですが
    中央の12番目は最後にフォーサイドやウェービングなどと組んで
    可愛らしいお花模様にしてあります。
    Hさん、その模様が気に入ってしまったらしく
   「せんせ、調子にのってソーイングポーチもこの柄で作ってしまったヮ」と
    お見せくださいました。
    23区の周囲もサンプルと同じフォーサイドではなく先生のあのデザインの
    あの部分合わせたい!と変形しましたらソーイングポーチにもアレンジ。
    こんな遊びがどんどんできるとご本人のオリジナルが出来上がり
    楽しいですね。

 

 


2022-03-13 16:12:00

 

 三越カルチャーサロンにお通いの Iさんのナンタケットバスケットの 
 中袋が出来上がりました。

 

          2022s034MI.jpg


 以前お作りになった方のと同じ刺繍デザインで良いのだけれど
 ここからこんな風に刺繍部分がぱあっと立ち上がる感じがいいの。
 そして上は巾着でね・・・
 Iさん1ヶ月で刺繍部分をさあっと仕上げてこられました。

 さあここで縫製をお願いしている藤田さんの登場です。
 藤田さんは自宅教室にお通いになっている生徒さんでもありますが
 昔お仕事でパターン、縫製となさっていたものですから
 安心してお任せしています。
 敬意を表して私はいつもキョウコハンと呼んでいます。
 『ねえねえ恭子はん、お仕事入りました。ナンタケットの中袋。
 本体も届いているので底の土台に合わせてタックをとって円周出したいの。
 Iさんはこんな感じそしてここはこんな感じって言っている…』
 『見えない部分は麻の柄物を持ってきましょうね、中側もその柄が見えたいけど
 外側も柄が見えたら素敵よね』
 『上の絞りのリボンはグログランが可愛い?何ミリ?』

 なんて具合に2人で相談会を始めます。
 嬉しいのがいつも目をきらっきらさせてその作品の最善を考え出してくださいます。
 なのであまり私の方で芯はこれ、とか取っ手はこれ‥なんて決めつけないで
 彼女が考える最善の方法を優先させています。
 心配な時はお忙しい合間をぬってわざわざ確認に来てくださいます。
 ティーコジーの仕上げをお願いなさった方も多く、その方の手で若干違って出来上がる寸法や
 サイドの切り込みを入れすぎてしまった方の手直しなどティーコジーは目をつむっても
 きれいに仕上げてくださるようになっちゃいましたよ。
   

 さてナンタケットバスケットの仕上げをご覧になったIさんですが
 もちろんとってもお気に召してくださいました。
 キョウコハンこれからもよろしくお願いします。