Report
4月に作品展を開催する予定で生徒さん方もそのつもりで作品に取り組んで
くださっていたので、ただいま額装の素晴らしい作品が次々と出来上がっています。
とっても素敵な作品ばかりですのでこの場で仮新作発表会です。
今日は鎌倉教室Sさんの作品。
穴がいっぱい開いて均等に引っ張る作品は刺繍枠は周囲から最初から最後まで
外さない四方から四角く引っ張れるタイプでないとぐずぐずになってしまいます。
Sさん自力で刺繍枠をこさえまあ美しく作成してくださいました。
額装の際は「せんせ、大人な感じに仕上げてね・・」とのご希望に
マットはグレーの濃淡でしめてみました。
淡々と同じリズムで刺したお花模様が美しく並びます。
作品展延期のReportには沢山のメールをいただきました。
お楽しみにしていてくださったにもかかわらず
私を気遣うメールが多く改めて皆様に支えられていることに感激。
個別に返信をしておりませんがこの場を持ちましてお礼申し上げます。
さて1月は鎌倉教室が例年通りに始動する月。
新たな作品にウキウキしながら1回目にお集まりいただきました。
エターナルAから入りお早い方は年内B,Cと進んでいただこうと思っています。
ご希望の生地はね、皆様まちまち。
どんなふうに変身していくか私も楽しみにしています。
今年の作品はすでに他のお教室内でお刺しの方がいらっしゃるのですが
(鎌倉教室内でも刺したいとおっしゃる方が大勢いらしたので今年の課題といたしました。)
こちらも皆さん仕上げがそれぞれで楽しい‼
ご参考までに変身具合をお見せしましょうね。
Kさん Mさん
Yさん Iさん
Nさん Kさん
私の刺したA4サイズ白×白が皆さんの手によって変えられていく・・・
楽しいじゃありませんか。エターナル・・文字通り仕上がりも無限です!
鎌倉教室の皆さん今年もよろしくお願いいたします。
今年4月に開催予定で準備を進めてまいりました作品展ですが
大変残念ではありますが延期とさせていただきます。
コロナ感染者数の拡大に伴い2月3月の準備期間に支障が出ること、
そして生徒さんやそのお友達、ご家族に安心してご来場いただけるよう
もう一度時をおいて組み直しをしたいと思います。
日程が決まりましたら改めてご案内いたしますがその時は今以上に
素晴らしい作品がそろい皆で開催を祝いたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
1月になってご案内のお葉書をあとは印刷屋さんにまわすだけの状況で
思考がストップしてしまいました。
数日色々色々考えましたが心配をしながら強行するより一度白紙に戻した方が
良いだろうと自身の中で結論づけました。
会場もキャンセルし色々依頼していたものものも全てキャンセルのご連絡をしました。
ご年配の多い生徒さん方がご家族に心配をかけながら参加し強行しても決して
喜ばれるものではありません。
ご案内をあの方にもあの方にも出したいヮ~出来ればお久しぶりにランチを共にしたいし・・
元気を喜び合ってハグしたいわ・・・なんて日が来た時に開催するのがふさわしいでしょう。
悶々とした日を抜けミソノはもう新作に着手しましたよ。
今年の賀状には困難を針の力で乗り越えましょうと皆さんにお書きしました。
針を持ち平常心を保ちながらその先へ皆さんと共に元気に進んでまいりましょう。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
素敵に出来上がった画像のクリアファイルは2022年記念に作成いたします。
幻のクリアファイルです!!
今日の画像は自宅教室Nさんの作品。
あれ~どこかで見たことある。。。
お教室のカリキュラムの7作目に出てくるタペストリーに似ているでしょ。
それもそのはず、Nさん順番通りカリキュラムをこなしてきたのですが
さあ次はタペストリーよ。と言うと「せんせ、私はタペストリーは使わない。
このデザインは気に入っているし中に入っている色々なステッチは勉強したい。
何かこうさらっとバスケットの上にかけるようなものに変身は可能ですか?」
との問い。
この展開は初めてだわ。。。
すぐに図案を書き直すことは時間的に無理だけれど進めていく中で
少しずつ変更して変身させていってみる?とドキドキしながら進めた作品。
このステッチをこっちに持っていってこの柄をこう伸ばして・・・
空いてしまったこの場所にはこんなの入れてみる?
周りはドロンワークでしめようか・・・
と出来上がった作品なのでした。
Nさんは大満足!が冷や汗続きのミソノでした。
お正月休みに時間がまとめて取れた方々は手を休めることなく
お針仕事をしていたようで年始早々のお教室から素敵な作品が
上がってきています。
たまがわ教室Sさんはお孫さんのお宮参りのおくるみに・・とそしてその後も
何かと使用できるように・・と正方の白い周囲を飾るだけの作品を
お仕上げになられました。
さらっとしたデザインですが大きさを整えるため実は外の段と内側の段を
ぴったりと合わせるのにちょいとミソノ手こずりましてパターンとぴったり合うかどうか
心配だったのですがSさん難なくこなしてくださいました。
こっそりお孫ちゃんがくるまったお写真も見せてくださいましたよ。
こちらは長津田教室Iさん。
刺し色のブルーのダイヤモンドアイレットが美しく効いています。
端の模様だけではちょっと物足りないわ‥とおっしゃるので内側に
1本糸を引いて作るラインを提案しましたらとっても素敵に。
ダイヤモンド型のアイレットは結構難しく中央穴の大きさがちょうど真ん中に
同じ大きさにそろうのには穏やかないつも同じ調子の手(取り組み具合)が求められ
その方のお針人生が出てしまうのでした。
Iさん、もちろんトップ合格です!
2点とも周囲を飾るだけで、派手なこれでもか‥と刺したデザインではありませんが
使い勝手も良く、そして白場とのバランスが良くこんなデザインが私は大好きです。
いつも言う引き算の美学です。