Report

2022-06-06 04:59:00

 
   いつもレティチェッロ限定で作品を作り上げていく
   三越クラスとたまがわクラスダブル受講のSさんの新作が出来上がりました。
   こちらもイタリアの洋書の切り抜きからのアレンジですが
  「せんせ、手持ちのこの色の糸使ったらどうかしら‥」とお持ちになったのは
   Anchorのおっとな〜な深いグレー!
   この色で出来上がった作品を是非見てみたい。やってみて〜と
   お願いしたのでした。
   中央のレティ部分にはサテンの葉模様も入り   
   グレーの色と相まって品格のある1作となりました。
 ドロンワークはサラッと結びコーナーはちょっと凝ったお花模様を・・
 グレーの配分が生地の白に対しバランス良く仕上がりました。

 
       2022s091MS.jpg

  

                               2022s092.jpg

 


2022-06-01 16:08:00

 

   自宅教室 Iさんの大作が出来上がりました。
   一度途中経過を載せたこの作品は、何か大きな素敵なものを‥と
   おっしゃる Iさんに是非刺してもらおうとイタリアの冊子を切り抜いておいた
   中から見つけアレンジしパターンを起こしました。
    (2021.9.16のReport 参照ください。)
   中央にブリオンののった美しい模様を斜め上がりのフォーサイドで
   等間隔でとばしてつないでいきましたが刺していただきながらやっぱり
   もうちょっと離す?なんて言いながらバランスを見て仕上げていきましたよ。

   楚々と並ぶ繰り返し模様と生地の淡い生成りの色と糸の色!
   なんて美しいのでしょう。

     2022s085JI.jpg

 

            2022s090.jpg

 

 


2022-05-29 12:48:00

 

 「せんせ、この作品を作りたいけどどの位の大きさになりますか?」
  「我が家のテーブルは何センチだけれどこのパターンだと何模様入りますか?」
   これらの質問にお答えするのが私の1番の仕事です。
  10目の生地ならこれくらい、それを12目使えばこれくらい小さくなりますよ。
  などとアドバイスする時に言葉だけだと中々サイズの想像がつかない時用に
  各布にしつけをしたものを用意してパターンに引かれたしつけとともに
 この布使えばこの幅になるヮ‥とか作りたい作品はこの大きさよ‥と
 アドバイスができます。
 特にフィレレースの場合冊子のネットの大きさが小さくコピーしてあるものが
 多く ご自身で作りたい妄想のイメージが勝って実際の大きさがつかめないことが
 多々あります。
 地味なお話ですが重要な仕事です。

 

         2022s082.jpg

 

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   さてここのところの物価の高騰に伴い刺繍関係の材料費もご多分に洩れず
   値上げラッシュが続いております。
   ご不便をおかけしますが仕入れ値に基づきお渡し値を計算してまいりりますので
   よろしくお願いいたします。
   またフレームは廃番や納入遅れが多く発生しこちらも頭を悩ませております。
   フレーム、トレイ、縫製の作品の仲介仕上げに大変時間をとられていることもあり
   こちらの仲介手数料も申し訳ありませんが値上げさせていただきたいと思います。
   ご不便をおかけしますがご協力お願い申し上げます。

 

 


2022-05-21 11:19:00

 

 自宅教室Tさんのタペストリーが出来上がりました。
 「せんせ、持っているこの生地とこの糸でばあっと全面にハーダンガーを
 刺したい!」とおっしゃって毎回私を苦しめた?作品が出来上がりました。
 ハーダンガーをばあっと・・・難しいのデス。。
 何が難しいかというと彼女の熱意と腕にそして素敵な出来上がりを想像している
 彼女の心に私の頭がついていけるか・・  なのです。
 思っているイメージと刺した感じが違わないか毎回ドキドキ。
 ここ気に入らないから変えようか。
 と何度もNGを出して刺し直していただいたり・・
 色の配分が気に入らないと頭を抱えたり・・それも他の生徒さんが
 いる教室の時間内で・・
 変な汗がいっぱい出てくる繰り返しの作業でした。
 私の精一杯の答えにいつも2つ返事で次のお教室まで必ず刺してきてくださった
 Tさんに感謝です。
 ご本人も出来上がりを気にいってくださったのでホントホッといたしました。 
 私の勉強にもなり苦しかった作業もステップアップにつながります。
 ますが当分しません。。。
 使用糸 DMC: ECRU #640 #642 #644 それと#310 黒
 

      2022s076JT.jpg

 

             2022s078.jpg


2022-05-18 07:03:00

 

 「私の持っているロイヤルコペンハーゲンの記念切手と
 刺繍を組み合わせ1つの額に仕上げたい!」と構想を打ち明けてくださったのは
 たまがわクラスのSさん。
 Sさんは色々な刺繍をなさっていらしたしデザイン力もおありなので
 私ができるお手伝いは「これとこれどっちがいいですか?」という質問に対して
 う~ん私はこっちかな~と相談にのるだけ。
 先生にそう言われると自信になります~といつもキラキラ次は何を刺そうかと
 考えておいでです。
 今回も中心をどこにとるか・・の相談だけでしたがあっという間に
 仕上げてしまわれました。
 なんて素敵なフレームでしょう。

 

        2022s080TS.JPG

 

    こんなことがご自身でできるとどんどん刺繍が楽しくなりますね。

     さわやかな季節に我が家のテーブルクロスも衣替え。
  お教室始まり前にパチリ。新しい糸くず入れはロイヤルコペンハーゲンで。

                                2022s081.jpg