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酷暑お見舞い申し上げます。
長津田教室のFさんたら『暑いって言うとお父さんに108円払わなくちゃいけないのよ・・』
なんて可愛らしいことをおっしゃる。
皆さんお変わりありませんか?
自宅教室では皆さんを冷たいお絞りでお出迎え。皆さん首にお絞りをあててしあわせ~と
一休みなさってから針を持ちます。
少しでも涼感をプレゼント・・とdeuxR渡部さんにハーバリウムを作っていただき
ドライフラワーの替わりにテーブルに並べてみました。
さて8月は長津田教室は夏休みをとることにしました。
長津田教室は長津田の駅からそう遠くないのですが高台にあり強烈な坂道で
東京方面からいらしてくださるお姉さま方は駅からタクシーに相乗りでいらっしゃいます。
(それなのにタクシーから降りた途端私を見つけるとお荷物お運びします。と言って
さっさと運んでくださいます。いつもありがとうございます。)
この暑さ、電車を乗り継いでいらっしゃるにはちょいと暑すぎ。途中でお具合が悪くなっても・・と
皆さんとお話してお休みすることにしました。
長津田教室の皆さん、次回は9月にお会いすることにいたします。
お元気で夏を乗り切ってくださいね。
自宅教室のUさんも毎年夏はお休みするわ・・・と言って8月のお教室をお入れになりません。
でも私のところににいらっしゃらないだけで手はご自宅で動いていらっしゃる。
きっと今年の夏もどんどん刺し進められるのだろうな・・と想像いたします。
そんなUさんバッグをお作りになりました。
お稽古道具がたっぷり入るように・・と深いマチをつけて・・
そしてこちらはNさんのバッグ。涼しげな透明バッグを持ってこられて中袋を作りたい・・
とおっしゃるので私の本のNo.10のドイリーのアジュール部分をお入れになられました。
こちらも早い早い2週間で仕上げてしまわれるのでした。。
この夏の異常な暑さ、涼しいお部屋の中で静かに針を持って過ごす・・・これに限ります。
皆様ご自愛を。
日本に在住なさっているベルギーのレース収集家ダイアン・クライスさんのコレクション
アンティーク・レース展皆さんはもう行かれましたでしょうか?
4月~5月にかけて横浜そごうのそごう美術館で、その後京都へ行き
今また渋谷松涛美術館にて開催しています。
そごう美術館の時に拝見したのですがとても素晴らしく図録を購入し
帰ってからじっくり歴史の勉強も含め最初から最後まで読みました。
そして1度予習したつもりでもう1度松涛に足を運びました。
それくらい素晴らしいコレクションです。
ほとんどボビンレースですがイタリアからフランスに移る過程で
レティチェッロの作品も登場します。
フィレンツェ、メディチ家からフランスに嫁いだカトリーヌ・ド・メディシスから始まり
ルイ14世 15世 16世 王侯貴族の栄華とともに競われた素晴らしく繊細なレース。
そしてナポレオン。
カフスやカラーや紳士のボウタイ、クラヴァットや髪飾りのボンネットやラペット・・・
1平方cm1時間ですって。これが手仕事???とびっくりしてしまいます。
もちろん私はへえ~~とだけは見ていなくて違う着眼点でソースを頂き!
思いがけないところにヒントがあったりして嬉しくなってしまいます。
売り場ではネイル用のシールなんかも買っちゃったりして楽しんで来ました。
帰りには東急本店のジュンク堂で刺繡の本を買ったりお菓子の本を買ったり
地獄のように暑い1日を身の多い日に変えてきました。
はい、今月のミソノの研究日の使い方でした。
コレクションは今月29日までです。
まだの方どうぞ足を運んでみてください。
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この度の西日本を中心とする豪雨により被災された方々
ご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
自宅教室Nさんは6月のお嬢様のご結婚に向けてリングピロウとウェルカムボードを
お作りになりました。
清楚でいて華やかにそして品良く・・・
ご希望に沿える様特にリボンの色合いに神経を使いながら仕上げていきました。
出来上がりをご覧になったお嬢様にとっても喜んでもらえ「ママ凄いね・・」
って褒められた~と嬉しそうな表情で事後報告を受けました。
ご結婚おめでとうございます。
ただいまお教室で多くの方が刺しておられるこのデザインももう10年位前に
生徒さんだった方のお嬢様のリングピロウ用にデザインを起こす原型になったもの。
お幸せのお手伝いが出来るのはとっても嬉しいです。
娘のためにと針を動かす母の表情。それぞれに思い返しこちらまで優しい気持ちになります。
さて私事ですが我が家も秋に長女が結婚することになりました。
リングピロウが欲しい・・というので「うちにあるサンプルで・・」と紺屋の白袴的発言をしたら
いやいやいやお母さん。。というものですからただいま新作を製作中です。
もう独立して長い娘に中々会う機会も少なく本人の意向を充分汲み取る前に
暴走気味で気に入ってもらえるやら・・・出来上がりを乞うご期待!
シュバルム刺繡は他のカウントステッチと違ってまず図案を生地に書き写しますが
チャコペーパーやチャコペンを使って写す方がほとんどです。
自然に消えるタイプや水で落とすタイプなど様々ですが
水で落とすタイプは湿気の多い時は刺繡前に消えて
しまったり それより厄介なのは逆に消えるタイプ
なのに刺した糸と重なっていくら洗っても消えない
とのお悩みが相次ぎどうしたら一番良いかしら・・
と思っておりました。
そんなところ生徒さんからこすると消えるフリクションのボールペンが良いらしいよ・・とのお声。
作品の仕上げに必ずアイロンをかけるのだからこすると落ちる=熱を加える
あれっもってこい?な感じ?
がアバウトで進めずここは暮らしの手帖のように実験を・・・と思い
条件を変えて実験いたしました。
メーカーの違うそのまま消えるタイプのチャコペン、水で落とすタイプのチャコペン、
チャコペーパー、フリクションの色違い太さ違い。
それぞれをすぐに書いたもの、書いて3日おいたもの、10日置いたものの3種類に分け
そのまま放置する、水につけてから放置する、アイロンを当てる。を
同じ条件で繰り返してみました。
結果 恐るべしフリクションペン!! 跡形も無くなります。
冷凍マイナス20℃で蘇る・・と聞いていたのでとりあえず家の冷凍庫に1時間入れてみました。
線がわかる程度蘇ります。がアイスランドで暮らすわけでもない私たちには
問題なしと判断します。そしてまたアイロンを当てると消えます。
ということで判定!
フリクションを使うべし!
フリクションは各メーカーから様々な色や太さがが出ています。
生地へのすべりを考えると0.7くらいの太さがよろしいかと・・・
色は特に問題ありませんでしたが白生地の場合赤より黒っぽい色の方が
よりあとが残らない気がします。
あとは刺し進めに気持ちの上がるものをお選びくだされば・・と思います。
がいずれにしてもラインは最後の仕上げ段階まで残さず役目を終えたら消していくのが
鉄則です。
以上 ミソノ実験教室でした。
鎌倉教室アウトサイドインのスタッフYさんは6月にバルト3国の旅行に出られる前に
「せんせ、今年もワークショップお願いしますね、私が旅から帰るまでに
サンプル作っておいてくださいよ。。」とおっしゃる。
もう夏かあ~と追いたてられるようにサンプル作りに入りました。
皆さんにそれはもう習わなくてもできる~と飽きられないよう、そして出来上がったものが
思わず欲しくなるように内容を決めなくてはいけないワークショップは難しいのデス。
が今年も快調に産まれました!!
フィレレースのフィレは漁師さんの網を意味するフランス語ですがその延長版の手法と捕らえてください。
イタリアのデルタ スフィラートという手法を使ってピルケースとコンパクトミラーを
作ります。まず生地の糸を均等に抜いて編み目を作りそこにダーニングで模様を作っていきます。
糸を抜く作業から当日始めると多分抜き抜きだけで時間が終わってしまう・・と思われますので
あらかじめこちらで抜いた状態の生地を用意します。
皆さんは糸で模様を作るところから成形までをいたしますのでご安心を。
生地と糸は2ヶ作れる分を用意しますが2ヶ両方でもお好きな方1ヶだけでも構いません。
裏側の生地の色も何種かご用意いたします。
お知らせ前に午前はもう満席ですが午後のクラスにもう少しお席がございます。
夏の手仕事ご一緒しませんか。
8月5日(日) 午前の部11:00~ 午後の部14:30~
講習費 (材料費込) 両方¥7.900 片方¥6.800
お申し込み、詳細は 鎌倉 アウトサイドイン まで。